陰嚢の温度が体温より低いのはなぜか
陰嚢の役割と温度調節
陰嚢は精巣を包む皮膚の袋で、体の外側に位置しています。そのため、周囲の環境温度の影響を受けやすい構造です。
精子は体温(約37℃)よりやや低い温度(約34〜35℃)でなければ正常に形成されません。精巣はこの低温を保つ必要があります。
陰嚢はクレマスター筋とダルトス筋の働きで収縮したり弛緩したりし、精巣を体に近づけたり遠ざけたりします。気温が低いと陰嚢が縮んで精巣を体に寄せ、温めます。逆に暑いと陰嚢が緩み、精巣を外部に露出させて冷却します。
このように陰嚢は、精子の生産に最適な温度を保つための自然の冷却装置として機能しています。
