高タンパク血症の原因は何ですか?

高タンパク血症(ハイパープロテイン血症)とは

血液中のタンパク質濃度が異常に高くなる状態を指し、様々な基礎疾患のサインとなります。

主な原因

1. 脱水

体内の水分が不足すると血液量が減少し、相対的にタンパク質濃度が上昇します。適切な水分補給で改善します。

2. 多発性骨髄腫

骨髄の形質細胞ががん化し、免疫グロブリンなど特定のタンパク質を過剰に産生します。血中に異常タンパクが蓄積し、高タンパク血症を引き起こします。

3. ワルデンストローム・マクログロブリン血症

稀な非ホジキンリンパ腫で、IgMパラプロテインが過剰に産生されます。血中IgM濃度が上昇し、同様に高タンパク血症となります。

4. 慢性炎症性疾患

関節リウマチ、炎症性腸疾患、慢性感染症などではCRPやフィブリノーゲンなど炎症タンパクが増加します。炎症が治まれば血中タンパク濃度も低下します。

5. 肝疾患

肝硬変や肝不全などで肝臓のタンパク合成・代謝機能が低下し、アルブミンが減少しながら他のタンパクが相対的に増えることがあります。

6. 腎疾患

慢性腎不全では腎臓の濾過機能が低下し、タンパク質が血中に残留しやすくなります。

7. 高ガンマグロブリン血症

免疫系が過剰にガンマグロブリン(抗体)を産生する状態で、自己免疫疾患や慢性感染症、遺伝性疾患などが原因となります。

診断と治療のポイント

高タンパク血症は多くの場合、基礎疾患の指標です。血液検査で原因を特定し、専門医による適切な治療が必要です。

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