低血糖(低血糖症)とは?
低血糖(低血糖症)とは、血液中のブドウ糖濃度が正常値より低くなる状態を指します。血糖値が60 mg/dL未満になると、軽度から重度までさまざまな症状が現れます。血糖値の定期的な測定とバランスの取れた食事が、低血糖の予防に効果的です。
原因
通常、体は血糖値を自動的に調整しますが、以下の要因で低血糖が起こります。
- インスリンや血糖降下薬の過剰投与
- アルコール摂取
- 食事の抜きや不十分な摂取
- 感染症、副腎機能不全、癌、肝臓・腎臓不全、インスリン産生腫瘍などの疾患
- 糖尿病患者では、薬剤調整や食事・運動のバランスが崩れることでも起こります
主な症状
血糖値が60 mg/dL以下になると、次のような症状が現れます。
- 頭痛、気分の変化、視覚障害
- 動悸や心拍数の増加、空腹感
- 行動の変動、混乱、痙攣、意識消失などの重篤な症状
これらの症状は速やかな医療介入が必要です。
予防と対処法
- 血糖値をこまめに測定し、異常を感じたらすぐに対処する
- 糖分を含む速効性の食品(ブドウ糖タブレット、ジュースなど)を常備する
- 低血糖を引き起こす薬剤の使用状況を医師と確認する
- 体調の変化に注意し、気になるときは医療機関へ相談する
緊急時の対応
低血糖のリスクが高い方は、グルカゴン緊急キットの使用方法を家族や周囲の人に教えておくことが重要です。低血糖発作が起きたら、すぐに119に連絡し、訓練を受けた人の指導のもとグルカゴンを投与します。医師に緊急キットの入手方法を相談しましょう。
注意点
低血糖は女性や高齢者に多く見られます。早期発見と迅速な治療で予後は良好ですが、放置すると神経障害や死亡につながる危険があります。
