赤血球沈降速度(ESR)検査の手順と解釈
初回オーダー
医師は炎症が疑われる場合に赤血球沈降速度(ESR)検査を指示します。例えば関節炎の症状(関節のこわばりや痛み)がある患者に対し、診断を補助する目的でESRが用いられます。ただし、ESRは炎症の部位を特定できず、体内に炎症が存在することを示すだけです。
検査頻度
病状の経過や治療効果を評価するため、医師は定期的にESR検査を実施することがあります。単回のESR値が上昇しても、炎症の原因や部位を特定できないため、単独で疾患を診断することはできません。
検査結果の解釈
ESR単独で診断を下すことは稀です。医師はESR結果を他の臨床検査や患者の病歴、現在の症状と照らし合わせて総合的に判断します。ESRが著しく高い場合は、血液培養、血清タンパク電気泳動、凝固因子検査など追加検査を実施し、原因を追求します。
ESR検査の手順
検査は患者から血液を採取して行います。採血前に前腕を消毒し、弾性止血帯で血流を止め、静脈から血液を採取します。採血後は綿球で止血し、包帯で固定します。採取した血液はラボで数時間以内に分析され、ESR値が算出されます。
