非ホジキンリンパ腫の歴史

起源

  • 1832年、トーマス・ホジキン博士が脾臓のリンパ腫に関する論文を発表し、これが後に「ホジキンリンパ腫」の名称の由来となった。

初期治療

  • 1894年の医学書では、リンパ腫の初期治療としてヒ素を含むフラワー溶液(Fowler's solution)が推奨された。1943年には、マスタードガス由来の化学物質が治療に用いられた。

分類の分岐

  • 1982年の「Working Formulation」により、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫が明確に区別された。非ホジキンリンパ腫は多様なサブタイプがあるが、共通してReed‑Sternberg細胞を持たない点が特徴である。

情報網の整備

  • 1994年、マイク・バレラがリンパ腫情報ネットワーク(Lymphoma Information Network)を設立し、患者や医療従事者への情報提供を開始した。

治療の突破口

  • 1997年、非ホジキンリンパ腫の一部に対する治療薬としてリツキシマブ(商品名:リツキサン)が承認され、標的療法の時代が訪れた。

最近の研究

  • 2005年の研究で、エプスタイン・バーウイルス(EBV)が特定のリンパ腫と関連していることが示された。このウイルスは伝染性単核球症(いわゆるキス病)の原因でもある。

以上のように、非ホジキンリンパ腫は長い歴史の中で診断・治療法が進化し、現在も新たな分子標的やウイルスとの関係性が研究されている。

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