人気の OTC 製品

ドラッグストアの棚には、処方箋不要のOTC(Over‑the‑Counter)医薬品がずらりと並んでいます。OTCは製薬業界にとって大きな収益源で、2009年だけでジョンソン&ジョンソンは158億ドル、グラクソ・スミスクラインは68億ドルの売上を記録しました。風邪やインフルエンザ、頭痛、発熱、咳、アレルギー、軽度の皮膚感染症など、日常的な症状を手軽に対処できる点が人気の理由です。

頭痛薬

  • 米国薬剤師会(APA)が2010年に実施した調査によると、頭痛のOTC薬で最も支持されたのはタイレノール(アセトアミノフェン)でした。成人の多くに安全で、胃への負担が少ない点が評価されています。ただし、肝機能に問題がある方は使用を避けるべきで、代わりにイブプロフェン系のアドビルやモトリンが次点で推奨されます。

アレルギー緩和薬

  • 抗ヒスタミン薬は多数ありますが、APAが2010年に選んだトップはクラリチンです。季節性アレルギーの原因物質を効果的にブロックし、眠気を引き起こさない点が高く評価されています。

胃酸抑制薬

  • 胸やけや小さな胃潰瘍に対しては、プロトンポンプ阻害薬のプリロセック OTCが推奨されます。胃酸の分泌を根本から抑える仕組みは、酸を中和するタイプの薬と大きく異なります。

鼻詰まり用去痰薬

  • 去痰薬ではスーダフェドが70%の薬剤師に選ばれ、最も効果的と評価されています。ただし、症状の緩和に留まるため、根本的な疾患やアレルギー自体を治すわけではありません。また、覚醒作用があるため、感受性の高い人は不眠や過活動に注意が必要です。さらに、スーダフェドはメタンフェタミンの原料になることから乱用リスクも指摘されています。

薬剤の強度

  • クラリチンやプリロセックなど、一部のOTC薬はかつて処方薬のみで提供されていました。現在販売されているOTC版は、処方薬に比べて用量が抑えられた低用量製剤です。

使用上の注意

  • OTC薬を使用する前には、必ず医師または資格を有する薬剤師に相談してください。個々の健康状態や既往歴に基づいた適切なアドバイスや、薬物相互作用の有無を確認してもらうことが重要です。

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