胆石と膵炎の治療法

胆嚢内の胆汁が固体の結石(胆石)になると、胆石が膵臓や周囲組織に影響を与え、膵炎(膵臓の炎症)を引き起こすことがあります。胆石は胆汁中のビリルビンやコレステロールが高いときにできやすく、適切な治療が必要です。

症状

  • 上部腹部(胸骨下方)に鈍いまたは刺すような痛みが出ることが多く、横になると痛みが増すことがあります。
  • 嘔吐や悪心(吐き気)を伴うことがあります。

胆石の治療法

胆石が膵炎を起こさないようにするための主な治療法は以下の通りです。

  • 体外衝撃波結石破砕(ESWL):衝撃波で結石を細かく砕き、胆道から自然排出させます。
  • 薬物療法:胆石溶解薬で結石を徐々に小さくしますが、再発の可能性があります。
  • 外科的除去(胆嚢摘出術):炎症が起きていない場合は、胆嚢を手術で取り除くのが最も効果的です。
    • 腹腔鏡下胆嚢摘出術:小さな切開口からカメラと器具を挿入し、20分~1時間で完了。術後の痛みが少ない。
    • 開腹手術:3~6インチ(約7.5~15cm)の切開が必要で、45~90分かかりますが、適応が限られます。

膵炎の治療法

胆石が原因で起こる膵炎は、急性と慢性の2タイプに分けられます。

急性膵炎

  • 点滴で抗生物質を投与し、炎症と痛みを抑えます。
  • 必要に応じて、鼻胃管を通じた経鼻栄養で膵臓を休ませます。
  • 内視鏡的逆行性胆膵管造影(ERCP)を行い、胆管や膵管の閉塞を除去します。

慢性膵炎

  • 急性膵炎と同様の初期治療を行った後、膵酵素製剤を処方し、食物の消化を助けます。
  • 低脂肪・少量の食事を頻回に摂取する栄養管理が重要です。

適切な治療と生活習慣の改善により、胆石と膵炎の再発リスクを大幅に減らすことができます。

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