ユーモア主義:古代の健康と病気の理論を理解する

ユーモア主義とは

古代ギリシャで始まった医学体系であるユーモア主義は、人間の体は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁の四つの基本体液(「ユーモア」)から構成されていると考えました。各ユーモアは特定の性格や身体的特徴と結びつき、バランスが崩れると病気になるとされ、バランスを保つことが健康の鍵とされました。

四つのユーモアと対応する要素・性質

  • 血液(サングイナ):熱くて湿っている。要素は「空気」。
  • 粘液(フレグマティック):冷たくて湿っている。要素は「水」。
  • 黄胆汁(コレリック):熱くて乾いている。要素は「火」。
  • 黒胆汁(メランコリック):冷たくて乾いている。要素は「土」。

ユーモアの過剰がもたらす症状例

  • 血液が過剰:顔色が赤くなり、衝動的・怒りっぽくなりやすく、脳卒中やてんかんのリスクが高まる。
  • 粘液が過剰:顔色が蒼白で倦怠感が強く、風邪や呼吸器系の感染症にかかりやすくなる。
  • 黄胆汁が過剰:皮膚が黄みを帯び、イライラしやすく、発熱や黄疸などの炎症性疾患が起こりやすい。
  • 黒胆汁が過剰:皮膚が暗くなり、抑うつ状態になりやすく、癌やメランコリーといった慢性疾患の素因となる。

バランス回復のための治療法

医師は過剰なユーモアを減らすことを目的に、瀉血、下剤、嘔吐療法、ハーブやその他の自然薬などを処方しました。これらは体内のユーモアを調整し、健康を回復させると考えられていました。

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