乾癬の光線療法(フォトセラピー)
使用目的
光線療法は日光の自然な効果を模倣し、強化することを目的とします。多くの乾癬患者は日光に当たることで症状が大幅に軽減することを実感していますが、光線療法は冬季や日照不足の地域に住む人、迅速な症状緩和が必要な患者にとって補完的な手段となります。
治療プロセス
光線療法にはいくつかの種類がありますが、最も一般的に使用されるのは紫外線B(UVB)です。広帯域UVBまたは狭帯域UVBを患部に照射します。治療は医師の診療所、専門クリニック(通称「乾癬デイケア」)または自宅で行うことができます。治療前には、シャワーで皮膚のかさぶたやフケを取り除き、服を脱いで照射を受けます。
照射時間や回数は皮膚のタイプ・色、症状の重症度に応じて調整されます。効果を得るには定期的に複数回の治療が必要ですが、多くの患者は比較的早期に症状の緩和を感じます。
症状が改善すれば光線療法は中止できますが、再発時には再開可能です。頻繁に重度の発作が起こる場合は、予防的に継続することもあります。全米乾癬協会によると、肌の状態を保つためには平均して月に8回程度のメンテナンス照射が必要とされています。
副作用としては皮膚の刺激、そばかすの増加、日焼けなどが報告されています。
重症例
非常に重症の乾癬には、光線療法とコールタール塗布、ステロイド薬を組み合わせた「ゴエッカーマン療法」が用いられます。コールタールの代わりにアントラリンを使用する「イングラム療法」もあります。これらは「乾癬デイケア」クリニックで3〜5週間にわたって実施されます。
