自宅でグラム染色スライドを作成する手順
概要
グラム染色は、細菌がグラム陽性かグラム陰性かを判別する顕微鏡検査です。結晶紫で染色した後、グラム陽性菌は紫色、グラム陰性菌はピンク色に変わります。形状や大きさ、数も観察でき、診断や治療の参考になります。自宅で正しくスライドを作成すれば、手技を練習できます。
必要なもの
- ガラス顕微鏡スライド
- ラテックス手袋
- 水(水道水または蒸留水)
- 細菌サンプル(市販培地または口腔内採取)
- 滅菌綿棒
- 秒針付き時計
- 結晶紫染色液
- ヨウ素液
- 脱色剤(アセトン/エタノール)
- サフラニン染色液
- 顕微鏡(任意)
手順
- サンプルを塗布:綿棒で口腔内を拭き、得られた液体をスライドに円を描くように薄く広げます。直径約2 cm 程度にし、自然乾燥させます。作業中は必ず手袋を着用してください。
- 結晶紫で染色:スライドに結晶紫染色液を滴下し、60秒間放置します。その後水で軽く洗い流し、再び自然乾燥させます。
- ヨウ素で固定:ヨウ素液を滴下し、60秒待ってから水で洗い、乾燥させます。
- 脱色:脱色剤をスライド全体にかけ、5秒だけ放置したらすぐに水で洗い流し、乾かします。
- サフラニンで二次染色:サフラニン染色液を滴下し、90〜120秒保持した後、水で洗い流し、乾燥させます。
- 余分な水分を除去:軽く叩くか、ティッシュで拭き取り、完全に乾かします。
- 観察:顕微鏡でスライドを観察し、菌の形状と色(紫=グラム陽性、ピンク=グラム陰性)を確認します。診断目的の場合は、専門の検査技師に評価してもらいましょう。
