クレブシエラ肺炎菌を退治するための具体的対策
Klebsiella pneumoniae(クレブシエラ肺炎菌)は、免疫力が低下した人やアルコール依存症の人に感染しやすい機会感染性の細菌です。主に病院内で見られ、患者同士や医療スタッフを介して伝播しますが、空気感染は起こりません。腸内や糞便に常在し無害なことも多いです。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、米国の病院で毎年約170万人が感染し、99,000人が死亡しています。感染部位は尿路、肺、血流、手術創部など多岐にわたります。
クレブシエラ肺炎菌への対策手順
-
1. 手指の清潔を徹底する
手洗いやアルコール消毒を頻繁に行い、患者自身だけでなく介護者や医療スタッフにも手指の消毒を求めましょう。手指の清潔は院内感染防止の基本です。
-
2. 医療への主体的な関わりを持つ
体調が改善しない場合は、遠慮せずに質問し、納得のいく説明を求めましょう。必要に応じて家族や代理人に自分の代わりに主張してもらうことも重要です。
-
3. 正確な診断を受ける
細菌感染が疑われる場合は、培養検査や感受性試験を依頼し、原因菌と抗菌薬感受性を確認してもらいましょう。クレブシエラ肺炎菌は抗生物質で治療可能ですが、適切な薬剤選択が不可欠です。
-
4. 改善が見られない場合は再検査を依頼する
治療開始から約4日経っても症状が改善しない場合は、耐性菌の可能性を考慮し、再度培養・感受性検査を求めましょう。カルバペネム耐性株はカルバペネム系抗生物質が効かないため、代替薬の選択が必要です。
-
5. 最新のガイドラインを医師に提示する
CDCやカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の推奨する治療ガイドラインを医師に共有し、適切な抗菌薬と治療経過の評価方法を確認しましょう。
