血清学の基礎知識
機能
血清学検査は、血液から抗体の有無を調べる検査です。体内に微生物が侵入すると、免疫系は抗体を産生し感染と闘います。
検査手順
検査は、通常肘の内側や手首の静脈から血液を採取します。採血前に消毒剤で部位を清掃し、止血帯で血管を圧迫して採血しやすくします。採取した血液は密閉容器に入れ、ラボで抗体と抗原の反応を解析します。
留意点
小児の場合は、ランセットで皮膚を軽く刺し、ガラス管(ピペット)で血液を吸い取ります。場合によってはスライドやテストストリップを使用します。
注意事項
採血時の痛みは人により異なり、軽い刺し感から鈍い鈍痛まで様々です。採血後に脈打つような痛みを感じることもあります。
結果の解釈
多くの場合、血清検査で抗体は検出されませんが、抗体が認められた場合は現在の感染、過去の感染、あるいは免疫の有無を示します。血清学はアメーバ症、炭疽、ブルセラ症、HIV、真菌感染、麻疹、風疹、RSV、梅毒、ツラレミア、ウイルス性肝炎などの診断に有用です。
適応例
アメーバ性肝膿瘍、第5病(伝染性紅斑)、真菌性関節炎、髄膜炎などの疑いがある場合に実施されます。
リスク
過度の出血、失神やめまい、血腫、感染症などのリスクがあります。
