スペイン風邪(1918‑19年インフルエンザ)の概要と影響

1918〜1919年に世界を襲ったインフルエンザ大流行は、死亡者数が5,000万から1億人に上り、世界人口の約5分の1が感染したと推定されています。若年層(20〜40歳)が特に多く罹患し、死亡したのが特徴です。

「スペイン風邪」と呼ばれる理由

実際にはスペインが発生源ではありませんでしたが、当時スペインは戦争中でも報道検閲を行わず、感染情報が新聞に広く掲載されたことから「スペイン風邪」と呼ばれるようになりました。

歴史

このパンデミックは3つの波に分かれました。第1波は第一次世界大戦末期に比較的軽度で、続く第2波(1918年後半)と第3波(1919年初頭)は急速に重症化し、多数の死者を出しました。

地域的広がり

1918年のインフルエンザは特定の地域に限定されず、北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアなど世界各地に広がりました。

症状

初期症状は普通の風邪と同様に、喉の痛みや発熱でしたが、すぐに肺に水がたまり激しい寒気、止まらない咳、極度の倦怠感が現れ、二次的に細菌性肺炎を併発するケースが多く見られました。

原因

スペイン風邪の正確な起源やウイルス株は完全には解明されていませんが、H1N1亜型インフルエンザウイルスが関与していたと考えられています。

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