喉の感染症:ウイルスと細菌の違いと対策
喉の痛みや炎症の多くはウイルスが原因で、特に冬場に子どもは集団生活で感染しやすくなります。ウイルス性の喉頭感染症は抗生物質では効果がありませんが、細菌性の場合は適切な抗生物質で迅速に治療できます。喉の痛みは鼻や副鼻腔の感染が原因であることも多く、放置すると重篤な合併症につながることがあります。
細菌性喉頭感染症
最も一般的な細菌性喉頭感染症は溶連菌(ストレプト喉頭炎)です。感染は感染者との接触や飛沫で広がり、症状は曝露後2〜4日で現れます。その他、アーカノバクテリウム、コリネバクテリウム、肺炎クラミジア、淋菌(ゴノレア)なども喉の感染症を引き起こすことがあります。
症状
細菌性・ウイルス性に関わらず、主な症状は嚥下困難、喉の痛み、扁桃腺の腫れ、頸部リンパ節の腫脹、発疹、頭痛、発熱です。子どもでは腹痛や嘔吐が伴うこともあります。原因が細菌かどうかは、医師が喉のスワブ検査で確認します。
細菌かウイルスかの判別
医師は視診に加えて喉スワブを採取し、培養や迅速抗原検査で病原体を特定します。喉が腫れて呼吸困難がある場合は、肺炎の有無を確認するために胸部X線検査を行うこともあります。
治療
細菌性喉頭感染症には抗生物質が有効です。抗生物質を使用しないと感染が悪化する恐れがあります。症状緩和のために鎮痛剤を処方し、十分な休養を取ることが回復を促します。
予防
手洗いは最も基本的な予防策です。石鹸でしっかり手を洗い、鼻・口・目への接触を避けます。また、他人と飲み物や食器を共有しないことも重要です。
