ヒトの回虫(スレッドワーム)感染症
回虫(Enterobius vermicularis)はヒトの腸と大腸に寄生する最も一般的な蠕虫です。世界中のすべての人種・社会階層で見られます。
発生状況
回虫は感染力が強く、家庭や保育園、介護施設などで広がります。特に5歳から10歳の子どもに多く見られます。
外観
成虫は白く細い糸のように見え、雌は最大約1.5cmまで成長します。
感染経路
主な感染経路は次の3つです。①感染者との直接接触、②汚染された寝具やトイレの座面などの物体・表面との接触、③卵を口に入れることです。
症状
雌が卵を産むことで、肛門周辺の強いかゆみ、睡眠障害、イライラ、食欲不振などの症状が現れます。
治療法
治療にはメベンドゾールまたはアルベンドゾールを有効成分とする駆虫薬が用いられます。通常、初回投与後2週間で再投与し、孵化した卵を除去します。
