敗血症性ショックの症状と概要
敗血症性ショックは、直ちに治療しなければ致命的になる可能性がある非常に危険な状態です。診断には血液検査で感染の有無や血圧低下を確認し、胸部X線で感染や外傷の所見を調べ、身体診察で影響部位を特定します。
概要
敗血症性ショックは、体内の臓器が血液供給不足に陥る深刻な状態です。細菌やウイルス感染に伴い、毒素が血流に入り血圧が低下します。血管が漏れ出すことで内部出血が起こり、感染そのものの炎症が臓器障害を助長します。
症状の経過
初期は切り傷などの通常の外傷反応に似て、皮膚が赤くなり、触れると痛みを伴い、赤みが広がります。次第に発疹が腫れ、腫れが増大します。内部臓器が侵されると、発熱や頻脈が現れ、息切れや呼吸困難、めまい、失神まで進行することがあります。
主な症状
- 体温が極端に低下または上昇する
- 寒気と大量の発汗
- 意識混濁や落ち着きのなさ
- 不安感の増大
- 尿量の減少
- 起立時に顕著になる低血圧、皮膚の冷たさと湿り(特に指先・足先)
合併症のリスク
治療が遅れると、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)を引き起こすことがあります。肺に液体がたまり呼吸が困難になり、まるで水中で呼吸しているかのような感覚が生じ、進行すれば致命的です。
注意すべき対象者
敗血症性ショックは誰にでも起こり得ますが、特に乳幼児や高齢者、免疫機能が低下している人に多く見られます。HIV感染やがん、骨髄移植、血液輸血を受けた患者はリスクが高まります。
