鼻インフルエンザワクチンの副作用
インフルエンザは、特に幼児・高齢者・喘息など呼吸器系の持病がある人にとって致命的になることもある高度感染性の呼吸器疾患です。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年米国人口の5~20%がインフルエンザにかかります。感染予防の基本は手洗いや咳エチケットなどの衛生管理ですが、最も効果的なのはワクチン接種です。ワクチンは注射型と、鼻腔スプレー型(FluMist)があります。本稿では鼻腔スプレー型ワクチンの副作用と注意点をまとめます。
鼻からの副作用
- 接種後に鼻づまりや鼻水が出ることがあります。通常は1~2日で自然に改善し、特に心配する必要はありません。
軽度の副作用
- 食欲不振、筋肉痛、頭痛、寒気、喉の痛み、倦怠感、腹痛などが見られることがあります。
- 子どもでは軽い発熱が起こることがありますが、通常は数日で治まります。
重篤な副作用
- 稀に以下の症状が現れた場合は速やかに医師に相談してください。
・高熱と寒気
・喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難
・筋力低下
・手足のしびれや感覚異常
・顔面筋の動きが鈍くなる
アレルギー反応
- ワクチン接種後に重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。主な症状は蕁麻疹、喘鳴、呼吸困難、顔・舌・喉・唇の腫れです。症状が現れたら直ちに救急医療を受けてください。
注意すべき対象者
- 以下の方はFluMistの接種が推奨されません。
・2歳未満の乳児
・50歳以上の成人
・慢性的に喘鳴を起こす5歳未満の子ども
・アスピリンを常用している子ども・思春期の者
・妊娠中の女性
・ギラン・バレー症候群の既往歴がある人
・鶏卵やワクチン成分にアレルギーがある人
・喘息、糖尿病、慢性心肺疾患、腎不全、免疫不全など、インフルエンザによる合併症リスクが高い人
