膀胱炎の治療薬

膀胱炎(システィティス)は、膀胱に細菌が感染することで起こります。主な症状は排尿時の灼熱感や頻尿感、骨盤部の不快感、下腹部の圧迫感などです。

抗生物質

膀胱炎は細菌感染が原因と考えられるため、まずは抗生物質による治療が行われます。代表的な薬剤は以下の通りです。

  • フォスフォマイシン
  • シプロフロキサシン
  • セファレキシン

これらはキノロン系、セフェム系、スルホンアミド系といった、尿路感染症に広く用いられるクラスの薬です。使用する薬は患者の全身状態や尿中の細菌種類に応じて選択されます。症状は数日で改善することが多いですが、感染を完全に根絶するために数週間の服用が必要です。

再発性膀胱炎

膀胱炎が繰り返し起こる場合は、泌尿器科や腎臓内科の専門医へ紹介されます。頻繁な感染は膀胱に何らかの異常がある可能性があるため、内視鏡(カテーテル経由)や超音波で膀胱の状態を評価します。

再発予防として、低用量の抗生物質を定期的に投与することがあります。主に使用される薬は以下です。

  • クリンダマイシン
  • シプロフロキサシン
  • ニトロフラントイン

その他の治療法

抗生物質が効果を示さない場合や炎症が強い場合は、抗炎症薬が検討されます。例えば、ステロイド(コルチゾン)を膀胱内に直接注射し、免疫反応を抑えて炎症を軽減します。

炎症が落ち着いた後に、広域スペクトラムの強力な抗生物質(例:セフェム系のセフチブテン、セフトリアキソン)で感染を完全に除去します。

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