シゲラ感染症(赤痢)の概要
シゲラ感染症(shigellosis)は、シゲラ属の細菌が原因で起こる感染症です。主に衛生状態が悪い開発途上国の子供に多く見られ、血液を含む下痢が主症状となります。小児では貧血や脱水を引き起こすことがありますが、適切な支持療法により自然に回復します。
症状
- 血便を伴う水様性下痢
- 腹痛・痙攣
- 発熱(軽度)
- 重症例では脱水や貧血
原因
- 糞口感染が主な伝播経路で、手指の不衛生やトイレ後の未洗浄がリスクです。
- 汚染された食物や飲料水の摂取でも感染します。
診断
- 便培養によりシゲラ菌の有無を確認します。
- 必要に応じて血液検査で脱水や貧血の評価を行います。
治療
- 自然寛解が期待できるため、まずは水分・電解質の補給が重要です。
- 重症例や免疫低下患者には、抗菌薬(例:シプロフロキサシン、アジスロマイシン)を使用することがあります。
予防
- 手洗いを石鹸と流水で徹底する。
- 安全な飲料水と衛生的な食品を確保する。
- トイレの適切な管理と排泄物の処理を行う。
