白癬は伝染性ですか?
白癬(リングワーム)は、毛包、皮膚、爪に感染する真菌性の皮膚疾患です。虫ではなく、皮膚糸状菌(dermatophytes)と呼ばれる真菌が原因で、ヒト同士、動物同士、または動物からヒトへと感染します。保育園、学校、ジムなど、人が密接に接する環境で特に多く見られます。
種類
- リングワームは環状の発疹が特徴ですが、部位により呼び名が異なります。足の感染は「足白癬(アスリートフット)」、股の感染は「股部白癬(ジャックイッチ)」と呼ばれます。手、体幹、頭皮、爪にも感染することがあります。
特徴
- 真菌は湿度が高く暗い環境を好み、特に皮膚のひだや指・足の間などの湿った部位で繁殖しやすいです。皮膚糸状菌はケラチン(死んだ皮膚・毛髪・爪の細胞)を栄養源とするため、ケラチンが存在しない部位では感染しません。
症状
- リングワームの発疹は、赤または淡い中心部と盛り上がった輪郭を持ち、円形や不規則な形をとります。かゆみを伴い、同時に複数の部位に現れることがあります。頭部やひげに感染すると、かゆみを伴う円形の抜け毛ができ、爪が感染すると変色・割れ・崩れが見られます。
考慮すべき点
- 子どもに多いですが、年齢に関係なく感染します。真菌はケラチンが残っている環境で長期間生存できるため、ベッドリネン、櫛、タオル、床、土壌、家具などが感染源となります。犬や猫などのペットも感染し、ヒトや他の動物へ広がることがあります。
予防と治療
- 感染者や感染動物との直接接触を避けることが最も有効です。タオルや靴、櫛などの個人用具は共有しないようにしましょう。公共のシャワーやジムでは常にスリッパやサンダルを履くことが推奨されます。治療は抗真菌クリームや内服薬で行い、感染者が使用した衣類や寝具は抗菌・抗真菌洗剤で洗濯します。
