梅毒の症状と進行ステージをわかりやすく解説

概要

梅毒はトレポネーマ・パリダムという細菌が原因で、主に性的接触によって感染します。感染部位は性器、口唇、舌、直腸などの粘膜や皮膚です。放置すると重篤化し命に関わることもありますが、適切な治療で完治できます。

感染経路

細菌は皮膚や粘膜の傷口から体内に侵入します。性交渉時に開放性潰瘍があると感染しやすく、キスや血液輸血、母子感染(母体から新生児への垂直感染)でも伝播します。環境に弱く、直接接触以外での感染は極めて稀です。

症状の段階

一次感染(初期)

感染後10日から3か月の間に、感染部位に痛みのない小さな潰瘍(硬性下疳)が現れます。性器、口唇、舌、直腸などにでき、通常は1つですが複数できることもあります。鼠径部のリンパ節が腫れることがあります。

二次感染(第二期)

数週間から数か月で、全身に赤い発疹や潰瘍が出ることがあります。手のひらや足の裏にも現れ、発熱、倦怠感、関節痛などの全身症状が伴います。症状は数週間で消えることもありますが、再発や間欠的に続くことがあります。

潜伏期(第三期)

症状が消えても細菌は体内に残り、数年後に潜伏期に移行します。潜伏期が長く続くと、最終的に三次梅毒へ進行するリスクがあります。

三次感染(末期)

細菌が心臓や血管、脳などの臓器に広がり、心臓病、脳卒中、認知症、麻痺などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。治療が遅れると致死的になることもあります。

治療と予防

梅毒はペニシリン系抗生物質で効果的に治療できます。早期に診断し治療を受けることが重要です。性行為時のコンドーム使用や、感染が疑われるパートナーとの検査・治療が予防につながります。

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