トキソプラズマ症の治療法
トキソプラズマ症はトキソプラズマ属の原虫による感染症で、ヒトに感染するのはToxoplasma gondiiだけです。健康な人では無症状であることが多いですが、免疫不全状態や先天性の場合は重篤化します。以下に、トキソプラズマ症の治療手順を示します。
治療手順
- 免疫機能が正常な患者や眼トキソプラズマ症の患者は外来で管理し、免疫抑制患者や中枢神経系感染が疑われる場合は入院治療が必要です。無症状で5歳以上の患者は治療不要とします。
- 症状がある場合は免疫が獲得されるまで治療を継続します。特にCD4+数が200未満のHIV感染者は抑制療法を継続することが推奨されます。
- 主に速増殖型(tachyzoite)に対して化学療法を行います。最も有効なのはピリメタミンで、骨髄抑制を防ぐため必ずロイコビタミン(葉酸)と併用します。併用薬としてはクロラムフェニコールまたはスルファジアジンが一般的です。
- ピリメタミンにスルファメトキサゾール系薬剤(スルファメトアジン、スルファメトアジン、スルファピラジン)を組み合わせると相乗効果があり、速増殖型に対して高い効果が期待できます。
- 代替薬としてアトバコン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、コトリモキサゾール、ダプソンなどがありますが、効果は十分に確立されていないため、必ずピリメタミンと併用してください。
