敗血症性ショックの予防法
敗血症は感染症の中で全身性炎症反応症候群(SIRS)が起こる状態です。敗血症性ショックは、臓器への血流過剰と、液体補正に十分に反応しない低血圧を特徴とする敗血症の合併症です。主に髄膜炎球菌やブドウ球菌が原因で、激しい悪寒、意識混濁、発熱から始まります。以下に、敗血症性ショックを防ぐ具体的な対策を示します。
予防のステップ
ICU入院と早期目標指向療法(EGDT)
重症敗血症患者は速やかに集中治療室(ICU)へ入院させ、EGDTで管理します。救急での敗血症の早期認識と血圧・中心静脈圧などの指標に基づく治療が重要です。
早期の広域抗菌薬投与
広域スペクトラムの抗生剤をできるだけ早く投与し、培養結果が出るまで経験的に使用します。病原体が判明したら、適切な抗菌薬に切り替えます。
積極的な結晶性液体輸液
血液量を回復させるために、血管作動薬を開始する前に目安として4〜6リットルの結晶性液体を投与します。
EGDTの継続とモニタリング
抗菌薬と輸液に反応しない場合は、EGDTを継続しながら中心静脈圧や動脈閉塞圧をモニタリングし、ショックのタイプを判定します。特に高齢者は慎重に観察が必要です。
外科的感染除去の検討
腹部感染が疑われる場合は、外科医に早期相談し、手術による感染源除去を検討します。
