狂牛病(BSE)を引き起こす病原体の学名は?

狂牛病(BSE)とは

牛海綿状脳症(BSE)は、通称「狂牛病」と呼ばれる致死性の神経変性疾患で、主に牛に発症します。異常に折りたたまれたタンパク質(プリオン)が脳や他の組織に蓄積し、神経細胞を破壊します。

原因となる病原体

BSEの原因はプリオンと呼ばれる異常形態のタンパク質です。正常なプリオンタンパク質(PrPC)が構造を変えて感染性の形(PrPSc)になることで、動物間の直接接触や汚染された飼料・水を介して広がります。

学名

この感染性プリオンの学名はBovine spongiform encephalopathy prion protein(PrPSc)です。全哺乳類に存在する正常プリオン(PrPC)の変異型で、構造が変わると感染力を持ち、牛だけでなく他の動物にもBSEを引き起こす可能性があります。

歴史と影響

BSEは1986年にイギリスで初めて確認されました。その後、欧州を中心に30か国以上で報告され、畜産業に大きな経済的損失をもたらすと同時に、人への感染リスク(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)も懸念されています。

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