衛生と感染防止の基本原則とは?
衛生と感染防止の基本原則
1. 手指衛生
感染拡大防止に最も効果的なのは、頻繁で適切な手洗いです。石鹸と温水で少なくとも20秒間こすり、爪・指間・手背も忘れずに洗います。石鹸と水がない場合は、アルコール濃度60%以上のハンドサニタイザーを使用してください。
2. 個人防護具(PPE)の使用
感染性のある物質を取り扱う際や感染症患者を介護する際は、手袋、ガウン、マスク、眼鏡など適切なPPEを着用します。着用・脱衣・廃棄は手順を守り、二次汚染を防止します。
3. 標準予防策
患者の感染状態に関わらず、全ての患者に対して実施すべき感染管理です。手指衛生、PPEの使用、呼吸衛生・咳エチケット(咳やくしゃみ時に口と鼻を覆う)、医療機器や廃棄物の安全な取扱いが含まれます。
4. 隔離予防策
接触感染、飛沫感染、空気感染など、特定の感染経路に対して追加の対策が必要です。接触隔離、飛沫隔離、空気隔離、そして病原体別の特別隔離があり、状況に応じて適切に実施します。
5. 清掃と消毒
頻繁に触れる表面や共用機器は、適切な消毒剤で定期的に清掃・消毒します。製品の使用方法や希釈率はメーカーの指示に従ってください。
6. 医療廃棄物の安全管理
医療廃棄物は分類・収集・処分を徹底し、汚染や曝露を防ぎます。専用容器を使用し、地域の廃棄物管理規則に従って処理します。
7. 安全注射実践
無菌の針・シリンジ・注射器具を使用し、使用後は穿刺防止容器に安全に廃棄します。血液や体液を扱う際は、普遍的予防策を遵守します。
8. 教育と研修
医療従事者だけでなく、患者や来訪者にも定期的に衛生・感染防止の教育を実施し、感染リスクと対策の重要性を周知します。
9. 監視と報告
施設内の感染発生率をモニタリングし、アウトブレイクの早期検出と改善点の特定に活用します。感染症は地域の公衆衛生規則に従って報告します。
10. 継続的品質改善
最新のエビデンスやスタッフのフィードバックを取り入れ、感染管理ポリシーや手順を定期的に見直し、改善策を実施します。
これらの原則を守ることで、医療現場における感染拡大を防止し、患者・スタッフ・来訪者の安全と健康を守ることができます。
