猩紅熱(スカーレットフィーバー)とは何か
概説
猩紅熱は、A群連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)によって起こる細菌感染症です。主に発熱、咽頭痛、そして特徴的な発疹が現れます。小児(2〜8歳)に多く見られますが、成人でも罹患することがあります。冬から春にかけての季節に流行しやすいです。
主な症状
- 高熱(38℃以上)
- 咽頭痛
- 細かい赤い発疹(砂紙のような感触)
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛
- 食欲不振
発疹の特徴
発疹は他の症状が出始めてから1〜2日後に現れ、胸部や腹部から全身へと広がります。赤く細かい斑点が砂紙のように感じられ、通常は7日程度で消失します。
合併症と重症化のリスク
猩紅熱自体は軽症で済むことが多いですが、適切に治療しないと肺炎、髄膜炎、敗血症などの重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。
治療法
主にペニシリン系またはエリスロマイシンといった抗生物質が用いられ、細菌を速やかに除去します。症状が改善しても、医師の指示通りに全ての服薬期間を完了することが再感染防止に重要です。
併せて、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤で熱や喉の痛みを和らげます。
予防と受診の目安
発熱や咽頭痛に加えて、特徴的な発疹が見られた場合は早めに医療機関を受診してください。早期診断と適切な治療により、合併症のリスクを大幅に低減できます。
