分娩時の子癇前症(妊娠高血圧症候群)が母体と胎児に及ぼす影響は?
母体への影響
- 高血圧の悪化:子癇前症は高血圧を伴い、分娩中にさらに上昇し心臓や他臓器に負担がかかります。
- 子癇(eclampsia):重症例では痙攣や昏睡に至り、緊急処置が必要です。
- 胎盤早期剥離:胎盤が子宮壁から離れることで大量出血を起こし、母子ともに生命の危機に。
- HELLP症候群:溶血・肝酵素上昇・血小板減少を特徴とし、肝不全や腎不全、出血障害を引き起こす可能性があります。
- その他の合併症:早産前破水(PROM)、妊娠糖尿病、胎児の苦痛(胎児 distress)などのリスクが高まります。
胎児への影響
- 低出生体重:胎盤への血流が制限され、胎児の成長が阻害されます。
- 早産:子癇前症は早産のリスクを高め、呼吸窮迫症候群や発達遅延の原因となります。
- 死産:重症化すると出生前に胎児が死亡する可能性があります。
まとめ:分娩時の子癇前症は母体・胎児双方に深刻な合併症をもたらすため、綿密なモニタリングと適切な管理が不可欠です。
