体外衝撃波結石術(ESWL)のリスクとメリット
体外衝撃波結石術(Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy、略称ESWL)は、腎臓や尿路にできた結石を衝撃波で破砕し、自然に排出させる非侵襲的な治療法です。軟組織は衝撃波を通過しますが、硬い結石だけが破砕されます。手術に比べて侵襲が少ない利点がありますが、リスクも伴います。
主なリスク
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腎臓への損傷:稀に腎組織が打撲され、疼痛や血尿、最悪の場合腎機能障害を起こすことがあります。妊娠中や高度肥満の方、ペースメーカー使用者は適応外となります。
衝撃波のターゲットは腎臓です。
軽微なリスク
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破砕された結石片が尿管を通過する際に軽度の疼痛や血尿が生じることがあります。尿路感染症を併発するケースもまれにあります。手技自体による不快感はほとんどありません。いくつかの研究で2型糖尿病や高血圧の発症率が上昇すると報告されていますが、米国泌尿器医学会はこれらは既存のリスク因子である可能性が高いと指摘しています。
手技が不成功になる場合
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結石が十分に細かく破砕されず、残存片が尿路に詰まって疼痛を引き起こすことがあります。その場合は再度ESWLを行うか、内視鏡手術など外科的に除去する必要があります。
再発リスク
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結石は再発しやすく、特に男性に多く見られます(感染性結石は女性に多い)。家族性の傾向もあり、痛風などの基礎疾患があると再発率が高くなります。
ESWLのメリット
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米国泌尿器医学会は、ESWLの利点がリスクを上回ると評価しています。尿路鏡(Ureteroscopy)や開腹手術に比べて侵襲が少なく、結石を自然排出させるための痛みも軽減できます。「経過観察」だけでは腎臓の腫脹や激しい疼痛、腎不全に至る危険があります。年間数千件が安全に実施され、長期的な合併症は極めて稀です。約10%の患者で何らかの問題が報告されていますが、多くは軽度です。
