末期腎不全(ESRD)食事管理ガイド

末期腎不全(ESRD)とは

ESRDは腎臓が自力で機能できなくなる最終段階です。腎機能が10%以下に低下し、老廃物や余分な水分を排出できなくなります。多くは10〜20年続く慢性腎臓病の末期で、米国では高血圧と糖尿病が主な原因です。ESRD患者は透析または腎移植が必要です。

食事管理の目的

ESRD患者は栄養士が作成した厳格な食事療法と水分制限を守る必要があります。適正体重を維持し、体内の余分な水分や有害物質の蓄積を防ぎます。医師の指示のもと適度な運動を取り入れることで、合併症リスクを低減し、生活の質を向上させることができます。

食事の構成要素

  • たんぱく質:透析開始後は筋肉や組織の減少を防ぐため、適切なたんぱく質摂取が必要です。
  • カリウム制限:腎臓がカリウムを排出できないため、バナナ、ジャガイモ、オレンジなどは避け、低カリウム食品を選びます。
  • リン(リン酸)制限:乳製品(牛乳、チーズ等)はリンの過剰摂取につながり、血中カルシウムが低下する恐れがあるため控えます。
  • ナトリウム制限:塩分過多は高血圧を招くため、食塩の使用を最小限に抑えます。
  • 水分制限:透析患者は尿量が少ないため、医師が指示する1日の水分摂取量(例:800〜1200 ml)を守ります。

注意点

ESRD患者は栄養不良のリスクが高く、定期的な栄養評価と血液検査が必須です。食事の指導・管理は必ず医療専門家の監督の下で行い、自己判断での変更は避けてください。

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