慢性腎不全に伴う身体症状

慢性腎不全(腎機能低下)は、数か月から数年にわたって徐々に進行する状態です。高血圧、前立腺疾患、腎結石などが原因となります。初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、病状が進むにつれて呼吸困難や倦怠感など、腎不全を示す様々な症状が現れます。

エネルギー低下

腎臓の機能が低下すると、体内の老廃物を十分に排出できなくなります。その結果、十分な睡眠をとっていても倦怠感や疲労感が強くなります。慢性腎不全患者は、日中に眠気を感じたり、活動時間が長くても疲れやすくなることがあります。

循環系への影響

腎臓は赤血球の産生を助けるエリスロポエチンを分泌していますが、機能低下によりエリスロポエチンが減少し、貧血が起こります。女性は月経周期の変化を感じることがあります。また、多くの患者で血圧が上昇しますが、進行が遅いケースでは後期に現れることもあります。

皮膚症状

腎不全は皮膚にも影響を及ぼします。目の周りや手足、足首にむくみが出やすく、出血やあざができやすくなることがあります。かゆみや、皮膚の色が灰白色や黄褐色に変わることも報告されています。

消化器系の変化

血中に老廃物が蓄積すると、食欲不振や消化不良、口の中の異味が現れます。病状が進行すると、下痢、吐き気、嘔吐、さらなる食欲低下が見られることがあります。

筋肉痛・痙攣

腎臓付近の背中や腰部に痛みや痙攣を感じることが多く、時間が経つと全身の筋肉に痙攣やひきつりが広がることがあります。

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