ラスィックス・レノグラムとは?
概要
腎機能は定期的にチェックすることが重要です。腎疾患は「沈黙の殺し屋」と呼ばれ、症状が出にくく進行します。腎機能を評価する方法の一つが、放射性同位体を用いたシンプルな検査「ラスィックス・レノグラム」です。検査では少量の放射線を使用しますが、曝露量は通常のX線撮影程度です。
検査手順
- 腕の静脈に放射性トレーサー(微量の放射性物質)を注射します。トレーサーは体内で有害な影響を与えるほどの量ではありません。
- 続いて、利尿剤のラスィックス(フロセミド)を投与し、尿の排出を促します。
- ガンマカメラで腎臓を通過するトレーサーの動きを撮像し、画像を取得します。
結果の解析
- 撮像は約3分ごとに行われ、取得した画像はコンピュータで時間軸に沿ってプロットされます。左右の腎臓を個別に追跡し、血流と尿排泄の速度を評価します。
検査の目的
- 腎臓内の血流と尿の排出時間を可視化し、腎機能の障害や尿路閉塞の有無を判断します。ラスィックスは尿量を増やすことで、トレーサーの動きをより明確に映し出します。
検査前の準備
- 放射線を使用するため、妊娠中や授乳中の方は必ず医師に伝えてください。
- 検査の1時間前までに、8オンス(約240ml)の水を2杯以上飲むことが推奨されます。
検査時間と流れ
- 検査全体は最低1時間程度かかります。トレーサー注射後、約45分間にわたって撮像が行われます。
- 画像は放射線科医が解析し、結果は医師から説明されます。トレーサーは体内から完全に排泄されるまで約24時間かかります。
