腎臓病患者のための自然な食事ガイド
透析を受けている腎臓病患者の食事は、たんぱく質を十分に摂りつつ、カリウム・ナトリウム・リンの摂取を抑えることが基本です。また、腎臓への負担を減らすために液体の制限も重要です。ここでは、各栄養素の目安と具体的な食品例を紹介します。
液体(Fluid)
過剰な水分はむくみや高血圧、心不全を招きます。尿量や透析の種類に応じて制限し、目安は1〜1.5リットルです。
ナトリウムとたんぱく質(Sodium and Protein)
ナトリウムは1日1,000〜3,000 mgに抑えると、余分な水分摂取欲求が減り、血圧や心臓への負担が軽減します。主な供給源は食塩、MSG、ベーキングソーダ、加工食品、肉類、卵、乳製品です。
たんぱく質は体重1kgあたり1.1〜1.5 gが目安です。十分な量を確保しつつ過剰は血中の老廃物増加につながります。おすすめは豆乳、豆腐、低ナトリウムカッテージチーズ、魚介類、鶏肉・七面鳥です。
リンとカリウム(Phosphorus and Potassium)
リンは1日800〜1,000 mgに制限し、過剰は血中カルシウムとのバランスを崩し軟部組織の石灰化を引き起こすことがあります。乳製品、赤身肉、穀類に含まれます。
カリウムは血中濃度や薬剤、残存腎機能により2,000〜3,000 mgに調整します。バナナ、アプリコット、レーズン、オレンジ、デーツ、アボカド、スイカ、ブロッコリー、ジャガイモ、キノコ、レンズ豆、ピーナッツ、豆類などが主な供給源です。
末期腎不全の患者は特に栄養不足になりやすいため、上記のバランスを守りつつ、必要なエネルギーとたんぱく質を確保することが重要です。医師や管理栄養士と相談し、個々の状態に合わせた食事プランを作成しましょう。
