メラミン中毒の症状と対策
メラミン摂取による健康影響
ヒトに対する直接的な研究は行われていませんが、動物実験からは腎臓に結石ができやすくなることが分かっています。メラミンとシアヌリック酸が混ざると結晶が形成され、腎臓の細管が詰まり尿生成が阻害され、腎不全や最悪の場合は死亡に至ります。また、動物では発がん性の影響も報告されています。
メラミン中毒の主な症状
- 尿量の減少またはほとんど出ない
- 尿中に血液が混じる
- イライラ感や不快感
- 腎臓感染の兆候
- 高血圧
食品へのメラミン混入事例
- 中国から輸出された米たんぱくや小麦グルテン濃縮物にメラミンが検出され、米国でペットフードに使用された結果、多数の犬や猫が腎不全で死亡しました。
- 粉ミルク、冷凍ヨーグルトデザート、コーヒードリンクにも混入が確認されています。
粉ミルクへのメラミン添加の背景
中国では原乳に水を加えて容積を増やし、たんぱく質濃度を下げる手法が取られました。そこへメラミンを添加することで窒素含有量とたんぱく質量が人工的に上昇しますが、FAO/WHOや各国の食品規格はメラミンの添加を認めていません。
メラミンによる腎結石・腎不全の治療法
- 尿のアルカリ化
- 点滴による体液補充
- 血液透析または腹膜透析
- 酸塩基平衡や電解質異常の是正
- 結石が大きい場合は外科手術で除去
