水腎症とは何か
基礎知識
尿路系は腎臓、膀胱、尿管、尿道の4つの主要部位から構成されます。腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱へ運ばれ、尿道から排出(排尿)されます。
重要性
男児は女児に比べて水腎症を発症する確率が4〜5倍高いことが知られています。近年、妊娠中の超音波検査が普及したことで、出生前診断が増加し、早期に適切な治療が行われるようになりました。
診断
水腎症は主に定期的な妊娠超音波検査で発見されます。診断が確定すると、尿路閉塞の原因を特定するための追加検査が行われます。
タイプと治療
水腎症は重症度に応じて1〜4のグレードに分類されます。軽度から中等度(グレード1〜3)の場合は自然に改善することが多く、経過観察が中心です。一方、重度(グレード4)の場合は、閉塞を解除する手術が必要になることがあります。
原因
主な原因として、尿が逆流して腎臓に戻る「膀胱尿管逆流」や、尿管が腎臓と接続する部位が狭くなる「尿管腎盂接合部閉塞」などがあります。しかし、なぜ一部の新生児がこれらの先天的異常を持つのかは未だ解明されていません。
