ガドリニウムの心臓への副作用
米国食品医薬品局(FDA)は、2007年にガドリニウムに対してブラックボックス警告を出しました。これは、重大な副作用のリスクがあるためです。ガドリニウムは磁気共鳴画像(MRI)の造影剤として使用され、注射で体内に投与されます。心臓への影響は、主にガドリニウムが腎臓に障害を与えた結果として現れる合併症です。
最も一般的な副作用
- 顔のむくみ、皮膚の発疹、血圧低下、頭痛、吐き気、めまいなど。
警告
- 腎機能が低下している人では、体内から造影剤を完全に排除できず、まれに重篤な合併症が起こります。この疾患は「腎性全身性線維症(NSF)/腎性線維化皮膚症(NFD)」と呼ばれ、1997年にFDAが初めて報告しました。
重篤な症状
- 硬く光沢のある暗い皮膚が緊張し、強い痛みを伴うほか、関節痛や可動域制限、目の黄変、肺・心臓・他の臓器への障害が見られます。
機能障害の概要
- 心臓や他の臓器が影響を受けると、組織が肥厚・瘢痕化し、正常に機能しなくなります。
病状の進行
- 肺や心臓の障害は、重度の呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は致命的になることがあります。
治療法は未確立
- 2009年時点でNSF/NFDに対する有効な治療法はありません。多くの患者がガドリニウムや他の造影剤の製造メーカーに対し訴訟を起こしています(NSF組織のウェブサイト参照)。
