腎臓の損傷を治療するために医師が行う手術とは?
腎摘出術(ネフレクトミー)とは
腎摘出術は、腎臓を外科的に除去する手術です。主に腎臓がん、腎不全、その他の重篤な腎疾患の治療目的で行われます。
腎摘出術の種類
- 根治的腎摘出術(ラジカルネフレクトミー):腎臓全体と副腎、周囲組織を一緒に切除します。腎臓がんに対して行われることが多いです。
- 部分的腎摘出術(パーシャルネフレクトミー):腎臓の病変部だけを切除し、残りの正常組織は保存します。腎不全や非癌性の腎疾患に適用されます。
手術の流れ
手術は全身麻酔下で行われ、外科医が腹部または背部に切開を入れて腎臓を摘出します。手術時間は概ね2〜3時間です。
回復期間
術後は通常2〜3日間入院し、疼痛管理や感染予防のために鎮痛薬や抗生物質を使用します。多くの患者は4〜6週間で日常生活に復帰できます。
主なリスク
- 出血
- 感染症
- 血栓形成
- 他臓器への損傷
- 腎機能不全(残存腎が十分でない場合)
成功率と予後
手術の成功率は対象となる疾患により異なります。腎臓がんの場合、5年生存率は約70%、腎不全の場合は約60%と報告されています。
腎摘出術は、適切に選択・実施すれば安全かつ有効な治療法です。
