はじめに
Smartiesは子ども向けのチョコレートキャンディですが、近年、鼻から吸う(スノート)行為がインターネット上で拡散し、健康被害が報告されています。薬物ではないものの、糖分を直接鼻腔や肺に吸い込むことでさまざまなリスクが生じます。
感染症のリスク
Smartiesを細かく砕き、ストローや紙で鼻腔に吸い込むと、糖分の残留物が鼻や副鼻腔、さらには肺にたまります。糖分は細菌の増殖を助け、慢性的な咳や副鼻腔炎、重症化すれば肺炎や喘息発作、呼吸停止につながる可能性があります。
鼻腔の傷跡・構造的問題
粗く砕いた粒子が鼻腔内の柔らかい組織を傷つけ、瘢痕(はんこん)や出血を引き起こすことがあります。大きな粒子が詰まった場合は、耳鼻科医の除去が必要になることもあります。
刺激と咳・呼吸器への影響
糖分が肺に入り込むと、マヨクリニックの調査によれば「喫煙者の咳」に似た刺激性咳が起こります。重度の場合は喉頭痙攣(声帯が閉じる)を引き起こし、呼吸困難を招く恐れがあります。さらに、糖分にアレルギーがある子どもは即座にアレルギー反応を起こし、未治療の場合は致命的な呼吸停止につながることがあります。
ウジの発生リスク
鼻腔に残る糖粉はハエの幼虫(ウジ)の餌となり得ます。ワシントン・ポストは、頻繁にSmartiesを吸う子どもで鼻腔内にウジが繁殖した事例を報告しています。
薬物使用への前兆
Smartiesは「無害な」お菓子として扱われがちですが、鼻から吸うという行為自体が薬物使用の儀式化した行動とみなされ、将来的に実際の薬物やタバコへ手を出すリスクを高めるとABCニュースは指摘しています。
まとめ
Smartiesを鼻から吸う行為は見た目以上に危険です。感染症、鼻腔や肺の損傷、アレルギー反応、さらには薬物使用への入り口になる可能性があります。保護者は子どもの行動を注意深く観察し、危険性を正しく伝えることが重要です。
