糸球体腎炎(グロメルロネフリティス)の原因・症状・治療法
概要
糸球体腎炎は、腎臓の糸球体に免疫反応が起こり、炎症や血管壁への沈着が生じる疾患です。特にA群溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染後に発症することが多く、急性糸球体腎炎として知られます。
主な原因
主な原因は溶連菌感染です。感染後に体内で産生された免疫複合体が糸球体の毛細血管に沈着し、炎症を引き起こします。
症状
典型的な症状は以下の通りです。
- 顔面や眼瞼のむくみ(浮腫)
- 泡立つ尿(蛋白尿)
- 血圧上昇(高血圧)
- 血尿や血尿混じりの尿
診断
尿検査で蛋白尿や血尿を確認し、血液検査で抗体価や補体レベルを測定します。また、腎臓超音波や必要に応じて腎生検が行われます。
治療法
治療は原因と症状に応じて行います。
- 溶連菌感染が疑われる場合はペニシリン系抗生物質で感染を除去します。
- 炎症が強い場合はステロイド剤や免疫抑制剤で免疫反応を抑えます。
- 高血圧や浮腫に対しては降圧薬や利尿剤が使用されます。
予後
多くの場合、適切な治療により数週間から数か月で改善しますが、重症例では慢性腎不全へ進行するリスクがあります。
