コルチゾール測定の3つの方法
コルチゾールは副腎から自然に分泌されるホルモンで、ストレスに応じて産生が増加し、血圧上昇や血糖値上昇の原因となります。
血液検査によるコルチゾール測定
成人の場合は、静脈から血液を採取し、滅菌されたバイアルに入れて検査機関へ送ります。採血後は止血し、必要に応じて絆創膏で保護します。
乳児の場合は、針ではなくランセットで皮膚を軽く刺し、血液をガラス製のピペットやスライドに採取します。採取したサンプルは同様に検査機関へ送付します。
唾液検査によるコルチゾール測定(クッシング症候群疑い)
クッシング症候群が疑われる患者(過剰なコルチゾール分泌、原因不明の急激な体重増加、高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の場合、夜間(23時~0時)に唾液を採取します。正常な人はこの時間帯にコルチゾールが極めて低くなりますが、異常に高い値が出ればクッシング症候群が示唆されます。
採取は専用のチューブに唾液を入れ、検査機関へ送ります。夜間に低いコルチゾール値が確認できれば、クッシング症候群の可能性は排除されます。
尿検査によるコルチゾール測定(24時間採集)
正確な測定には24時間尿採集が必要です。採取開始日の朝に通常通り排尿し、その後のすべての排尿を滅菌容器に集めます。容器は密閉し、ラベルを付け、冷蔵保存します。24時間分が集まったら検査機関へ持ち込みます。
乳児の場合は、尿採取バッグを体に装着し、通常通りおむつをはきます。バッグ内に尿がたまったらすぐに交換し、同様に検査機関へ送ります。
