前立腺肥大症におけるホルモン療法の拡大
良性前立腺肥大症(BPH)は、加齢に伴う前立腺の肥大で、頻尿や夜間頻尿、尿流の弱さ、残尿感などの症状が現れます。
ホルモン治療
前立腺が大きくなり症状が日常生活や睡眠に支障をきたす場合、医師に相談しホルモン療法を検討します。特に昼間の排尿コントロールが困難な場合に適応されます。
中等症状への対策
中等度の症状(医師が判断)には、主に以下の2種類の薬が用いられます。
- 5αリダクターゼ阻害薬(例:フィナステリド)…前立腺を縮小し尿流を改善。
- αブロッカー(例:タムスロシン)…尿道平滑筋を弛緩させ、尿の出やすさと夜間尿の回数を減少させます。
副作用
フィナステリドの主な副作用には、性欲低下、勃起不全、射精量減少があります。また、約2%の男性に乳房肥大が報告されています。
重症例と最新の治療法
重度の前立腺肥大は外科手術が一般的ですが、近年はホルモン療法の組み合わせで手術を回避できるケースが増えています。ジュタステリド(AVODART)とタムスロシンの併用は、前立腺を縮小しつつ排尿困難を軽減し、生活の質を大幅に向上させます。
