意図しない体重減少の評価
著しい体重減少の見分け方
Resident and Staff Physician誌によると、食事や運動に変化がないにもかかわらず、6か月で10ポンド(約4.5kg)以上の体重が減少した場合、医学的に重要とみなされます。体重が5%以上減少した場合も、医師は評価を開始すべきです。
病歴・身体診察・血液検査
まずは病歴と自覚症状の聞き取り、そして身体診察を行います。診察では胸部、腹部、口腔(歯)を中心に、腫瘤やリンパ節の腫れを確認します。
がんが疑われるサインとしては、治らない潰瘍、排泄の変化、嚥下障害、原因不明の出血や分泌、持続性の咳、ほくろやイボの変化などがあります。
さらに食欲、アルコール・薬物使用、運動量の変化、最近の旅行、性行為、服薬状況なども質問します。
血液検査では尿検査、全血球計算(CBC)、代謝パネル、甲状腺刺激ホルモン測定などが基本です。必要に応じて血液培養、前立腺特異抗原(PSA)検査、HIV検査、ヘモグロビンA1c、薬物スクリーニング、栄養評価などが加えられます。
画像診断
次に画像診断で実体腫瘍の有無を確認します。最も一般的なのは造影CTです。女性の場合は乳がん検診としてマンモグラムが追加されることがあります。骨髄炎が疑われる場合は核医学骨シンチグラフィーが行われます。
消化管内視鏡検査
画像診断や血液検査で原因が特定できない場合、胃腸内視鏡検査(上部・下部内視鏡)を実施します。細い柔軟チューブにカメラを装着し、消化管全体を観察します。検査の詳細は担当医にご相談ください。
