脾臓の疾患と障害の概要
脾臓は拳大の小さな臓器で、左胸部の肋骨の裏側に位置し、白髄と赤髄から構成されています。免疫機能に重要な役割を果たし、血液中の異常細胞や微生物を除去します。
脾臓が腫大する原因
- ウイルス感染症、血液がん(リンパ腫・白血病)、溶血性貧血、肝疾患など、他の基礎疾患が原因となります。
- ゴーシェ病やニーマン・ピック病といった脂質蓄積疾患も脾臓機能を障害し、腫大を引き起こします。
脾臓破裂の原因
- 腹部への外傷が主な原因です。スポーツや交通事故での衝撃が脾臓の被膜や組織を損傷します。
予防策
- 腫大の予防は、基礎疾患の早期発見・治療が重要です。
- 破裂を防ぐためには、安全運転やスポーツ時のプロテクター着用が有効です。
診断方法
- 身体診察で脾臓の腫大が触知されることがあります。
- 超音波、CT、核医学検査で腫大の有無を確認します。
- 血液検査で赤血球や血小板の減少が見られることがあります。
- 破裂の疑いがある場合は、CTで腹腔内出血を検出します。
治療法
- 脾臓の機能が残っていれば保存的治療を試みますが、多くの場合は脾臓摘出術(脾摘)を行います。
- 脾臓がなくても生活は可能ですが、感染防御力が低下するため、定期的な予防接種が必要です。
