静脈瘤(静脈曲張)の問題と対策
静脈瘤とは
静脈瘤は、血液を心臓へ戻す役割を持つ静脈の弁が機能しなくなり、血液が静脈内にたまって拡張してしまう状態です。多くの場合は見た目の問題ですが、痛みや血栓、皮膚潰瘍といった合併症を起こすことがあります。
リスクが高い人
- 30〜70歳の成人に最も多く見られ、年齢が上がるほどリスクが増大します(Mayo Clinic)。
- 肥満や長時間の立ち仕事・座り仕事をしている人。
- 妊娠中や女性全般は男性に比べて発症しやすいです。
静脈瘤の見分け方
- 色は青・緑・濃い紫で、太くねじれたコードのように見えることが多いです。主に脚や足の静脈に発生します。
痛み
- 稀にですが、脚に重さや鈍い痛み、筋肉の痙攣、腫れ、灼熱感やズキズキした感覚が生じます。長時間の立位や座位で症状が悪化しやすいです。
皮膚潰瘍
- 足首付近の下腿に、液体がたまり血圧が上がることで、クレーター状の潰瘍ができることがあります。潰瘍の前兆として、皮膚に茶色い斑点が現れることがあります。重度の血管疾患のサインとなり、早急な医療が必要です。
腫れ
- 深部静脈が拡張すると、患部に顕著なむくみが生じます。脚を高く上げるとむくみが軽減します。
合併症の可能性
- 急激な腫れは血栓(血栓性静脈炎)のサインで、直ちに医療機関を受診してください。
- 慢性炎症(静脈炎)や静脈の破裂も起こり得ます。いずれも専門医の治療が必要です。
- 静脈瘤は他の循環器系疾患のリスクが高まる指標となります。
治療法
- 足を上げる、圧迫ストッキングを着用する、適度な運動を行うなどのセルフケアで症状を緩和できます。
- 痛みが強い、または見た目が気になる場合は、医師に相談し、硬化療法やレーザー治療、外科的除去などの選択肢を検討してください。
