扁平上皮肺がん(スクエア細胞肺がん)とは何か
国立がん研究所によると、扁平上皮細胞は皮膚や細い臓器の内膜、呼吸器・消化管の粘膜に存在します。これらの細胞から発生するがんは「扁平上皮がん(上皮癌)」と呼ばれ、肺にできた場合は「扁平上皮肺がん(スクエア細胞肺がん)」と呼ばれます。
特徴
- 米国肺協会によれば、肺がんは男性女性ともに死亡原因のトップであり、主に小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分類されます。非小細胞肺がんの中に扁平上皮がんは3つのタイプのひとつです。
症状
- 慢性的な咳、血痰、息切れ、原因不明の発熱、繰り返す気管支炎や肺炎、体重減少、倦怠感、胸痛などが挙げられます。ただし、これらは他の肺疾患でも見られるため、進行した段階で初めて気付くことが多いです。
診断
- 医師は問診と身体検査に加え、胸部X線やCTスキャンで肺がんの有無を確認します。扁平上皮肺がんかどうか、また転移の有無を調べるために、CT、骨シン、MRIなどの画像検査を行います。
リスク要因
- 喫煙が最大の原因で、全肺がんの約87%が喫煙に起因します。次いでラドンガス、アスベスト、ウラニウム、ヒ素などの発がん性物質がリスクとなります。
治療と予後の重要性
- 治療方針はがんのステージ、転移の有無、患者さんの全身状態に左右されます。現在、非小細胞肺がん(扁平上皮肺がん含む)に対する根治的治療法は確立されておらず、早期発見と適切な治療が鍵となります。
