血小板欠乏症(血小板減少症)の主な原因とは

血小板欠乏症(血小板減少症)の主な原因

血小板欠乏症は、血小板数が低下する状態で、さまざまな要因が関与します。代表的な原因を以下にまとめました。

1. 免疫性血小板減少症(ITP)

自己免疫疾患で、免疫系が誤って血小板を攻撃・破壊します。特に小児や若年成人で多く見られます。

2. 薬剤性

化学療法薬、バンコマイシンなどの抗生物質、フェニトインなどの抗痙攣薬、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬は、血小板の産生や機能を阻害し、欠乏を引き起こすことがあります。

3. 骨髄疾患

白血病、リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、先天性骨髄異常など、血小板が作られる骨髄に障害があると血小板減少が起こります。

4. 感染症

敗血症などの重篤な感染は播種性血管内凝固(DIC)を誘発し、血小板が消費されます。デング熱やサイトメガロウイルス(CMV)感染も血小板減少の原因です。

5. 妊娠

妊娠中期以降に見られる妊娠性血小板減少は、通常は軽度で特別な治療を要しませんが、血小板数が著しく低下した場合は注意が必要です。

6. 脾腫

脾臓が肥大すると血小板が捕捉・破壊され、欠乏につながります。感染症、肝疾患、血液疾患などが原因で起こります。

7. 大量出血

手術や外傷による急激な大量出血は、一時的に血小板数を低下させます。

8. 栄養欠乏

ビタミンB12、葉酸、鉄分の不足は血小板の生成を妨げ、血小板減少を招くことがあります。

9. アルコール依存

慢性的な過度の飲酒は血小板の産生や機能に悪影響を与えます。

10. 遺伝性疾患

グランツマン血小板減少症、バーナード=スリエ症候群、メイ=ヘグリン異常など、稀な遺伝性疾患でも血小板欠乏が見られます。

出血が止まりにくい、あざができやすい、切り傷が長く止まらないといった症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、原因の特定と適切な治療を受けましょう。

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