急性片頭痛の治療法
症状
典型的な片頭痛は、頭部の片側(時に眼の後ろや耳の近く)に拍動性・脈打つような痛みが現れ、身体的な活動で悪化します。吐き気や嘔吐、光や音に対する過敏、閃光やジグザグの視覚障害、顔面のしびれやチクチク感も伴うことがあります。
薬物療法
片頭痛の痛みを緩和するために、以下の3種類の薬が承認されています。
- 市販の鎮痛剤:アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセンなど。片頭痛専用製品(例:エクサドリン・ミグレイン、アドビル・ミグレイン、モトリン・ミグレイン)もあり、カフェイン配合のものがあります。
- トリプタン系薬剤:脳内のセロトニン受容体を調節し、血管収縮と痛みの伝達を抑制します。イミトレックス、トレキシメット、アクサート、ゾミグ、アメリジ、フロバ、マクサルト、レルパックスなどが代表的です。処方が必要です。
- エルゴタミン系薬剤:血管を収縮させることで痛みを軽減しますが、副作用が多く、現在はトリプタンが主流です。エルゴタミンは処方薬で、鼻スプレー、自己注射、錠剤、坐剤などの形で使用されます。
代替療法
薬物に加えて、以下のような非薬物療法が効果を示すことがあります。
- 氷嚢や冷却パックを頭部に当てる。
- カイロプラクティックによる背骨・頚椎の調整。
- 鍼灸。
期待できる新展開
研究者は、片頭痛の発症メカニズムに介入する新しい薬剤や、経頭蓋磁気刺激装置(通称「ミグレイン・ザッパー」)の開発を進めており、FDA承認が近づいています。
注意事項
処方薬は副作用が生じることがあります。必ず医師や薬剤師に相談し、症状が続く場合は自己判断で用量を増やさず、医師に代替薬の提案を求めてください。
