首に現れる多発性硬化症(MS)の兆候と症状
多発性硬化症(MS)は、脊髄を取り巻く神経線維のミエリン鞘に影響を及ぼす疾患です。鞘が損傷すると神経信号が乱れ、最終的に神経細胞が死滅します。首や背骨周辺に現れる症状は、MSの警告サインとなり得ます。
持続的な身体的疲労
MSの初期サインの一つは、四肢や首など体の部位に持続的な疲労感が現れることです。単なる疲れや他の病気による疲労とは異なり、足や手の脱力感や不器用さを伴い、休息しても軽減しません。首のこわばりとともに疲労感がある場合は、まず十分に休養し、風邪様症状が続くか確認してください。5〜7日経っても改善しない場合は、医師の診察を受けましょう。
しびれや震え
首や背骨にしびれを感じることがあります。冷感や『針刺し感』が伴うこともあり、頭部を支えるのが難しくなるほどの震えが出ることもあります。これらは神経の信号が乱れることによるものです。他の疾患でも見られますが、首や背骨のしびれ・震えはMSの可能性を示唆します。症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。
Lhermitte(レルミット)徴候
多くの症状は非特異的ですが、Lhermitte徴候は比較的特有です。首を前に曲げたときに、背骨や首に電気ショックのような激しい痛みが走ります。その後、味覚や色覚に異常が生じることがあります(例:鶏肉が唐辛子のように感じる、アイスクリームが無味になる、色がぼやけるなど)。この徴候を感じたら、直ちに医師の診察を受けましょう。
