首のトリガーポイント症候群とは
トリガーポイントとは
トリガーポイントは筋肉や筋膜内にできる過敏な結節で、刺激を受けると痛みを引き起こします。筋膜は骨や筋肉、血管、臓器を包む結合組織のネットワークで、首のトリガーポイントはこの筋膜を介して頭部、胸部、肩部に痛みを放散させることがあります。
原因
過度のストレスや長時間の不良姿勢、過度使用が主な原因です。例えば、肩に電話を抱える姿勢や長時間のパソコン作業、前傾した頭の位置、重い荷物を肩にかけること(リュックやハンドバッグ)などがトリガーポイントを形成しやすくします。
症状
首の硬直感、圧痛、疼痛が主な症状で、可動域が制限されます。さらに、頭痛、眼痛、顎の痛み、耳の痛み、鼻炎様症状、めまいなどにまで広がることがあります。肩や上腕部に焼けるような痛みが放散するケースもあります。
治療法
まず他の疾患が原因でないかを除外し、トリガーポイントが原因と判断したら、結節部への直接圧迫や筋膜リリースなどのマッサージが有効です。温熱療法、鎮痛剤、筋弛緩剤、NSAIDs などの薬物療法や、必要に応じてステロイド注射も行われます。
セルフケア
定期的なストレッチとエクササイズで筋肉の柔軟性を保ち、姿勢改善やストレス管理を行うことが再発防止につながります。セルフマッサージや温熱療法を併用すれば、症状の軽減と可動域の向上が期待できます。予防が最も効果的な対策です。
