斜頸(タルティコリス)の治療法
医学用語の「torticollis」は、ラテン語の「torta(ねじれた)」と「collum(首)」に由来し、頭部の位置異常を指します。原因は多数あり、最も一般的なのは筋肉の問題です。まれに、特定の薬剤の乱用、脊椎の骨格異常、視覚障害、神経バランスの崩れが原因になることがあります。治療は主に薬物療法と理学療法が中心で、根本的な治癒法はなく、症状が慢性化すると手術が検討されることがあります。
治療のステップ
-
診断と問診
まず医師の診察を受け、症状の診断と脊髄・中枢神経系の重篤な障害がないかを確認します。服用中の処方薬・市販薬や、症状が出たきっかけとなった出来事や活動についても詳しく伝えましょう。
-
画像検査
必要に応じてX線やCTスキャンなどの画像検査を行います。頚椎の変形性関節症など、既存の疾患が原因である場合もあります。
-
薬物療法
医師から処方された薬を指示通りに服用します。筋弛緩剤や鎮痛剤が中心となり、必要に応じてボツリヌス毒素(ボトックス)注射が行われ、筋肉の痙攣を抑制します。
-
理学療法・装具の使用
主な治療目的は、収縮した頚部筋肉をリラックスさせることです。理学療法が最も一般的で効果的です。また、首輪やブレースの装着が指示されることもあります。
-
専門医への紹介
症状が持続または再発する場合は、神経内科医への受診を検討します。まずは内科医が薬物と理学療法で対処し、改善が見られない場合に専門医へ紹介されます。
