EMG(筋電図)とサーマルイメージングは安全ですか?
目的
筋電図(EMG)は神経と筋肉の反応を測定し、刺激に対する正しい応答があるか確認します。反応が乏しい場合は、神経の圧迫や損傷、筋力低下、ポリオ後症候群などの疾患が疑われます。サーマルイメージング(サーモグラフィー)は体表の温度差を測定し、関節炎やインフルエンザなど炎症が起きている部位を可視化します。
EMG の手順
EMG は主に「神経伝導検査」と「針筋電図」の二つに分かれます。
- 神経伝導検査:患者はベッドに横たわり、身体に微弱な電流パルスを流して神経伝導速度を測定します。
- 針筋電図:医師または技師が約6mm(約1/4インチ)の細い針電極を筋肉に挿入し、筋肉の電位変化を記録します。
サーマルイメージングの手順
サーマルカメラで患者の体表を撮影し、赤外線エネルギーを画像化します。光ではなく熱放射を検出するため、接触は不要です。
筋電図の安全性
- 電流は極めて低く、痛みは電流が流れる瞬間だけです。ペースメーカーへの影響はありません。
- 針を筋肉に刺す際に一瞬の痛みがありますが、化学薬品や電流は使用しません。
- 針は滅菌済みで使用するため、感染リスクは極めて低いです。
サーモグラフィーの安全性
- カメラは患者に直接触れず、放射するエネルギーは患者側から放出される赤外線だけです。
- 放射線や電流は一切なく、健康への影響はありません。
リスクと比較
EMG とサーマルイメージングは、X線やCTスキャンといった放射線を伴う検査に代わる新しい手法です。放射線による組織損傷のリスクがなく、侵襲性も低いため、比較的安全に体内部の機能を評価できます。
